ただボソボソとつぶやくのみ

基本つぶやき ときどきブログ そんな感じのライフログ

千の仮面で子育てを

子供に指示や注意をする時、普通に伝えるよりもごっこ遊びのように何かのキャラクターになって話しすると素直に聞いてもらえる、というのは鉄板のテクニックですよね。
うちでももちろん取り入れていて、やってるうちにキャラクターが増えてきたのでちょっと書き留めてみます(純粋なごっこ遊びでやってるキャラクターは除いてます)。

  • ねこちゃん

ねこ型カバーがついた小型ゆたんぽです。なかなか寝ようとしない娘を布団へ誘い、静かにさせるために使ってます。
娘がギュッと抱っこして寝る時もあるので、低温火傷が怖くて湯たんぽとしては使えなくなりましたw

  • 虫歯さん

自分で歯磨きをし始めた頃からやり始めた、娘の口の中にいる虫歯菌の声です。
1.「わーいご馳走がいっぱいある!歯ブラシが来ないうちに食べちゃえー!」→歯磨き開始
2.「歯ブラシが来たぞ!上の歯の右側に逃げろ!」→右上を磨く
3.「負けるな負けるな、歯にしがみつけ!」→同じ場所をしばらく磨く
4.「わーもうダメだ!(次に磨かせたい場所)に逃げろ!→次の場所を磨く
5.3、4を繰り返して順に磨かせていく
6.「もう逃げる場所がないぞ!お水がきたら流されちゃうよー」→うがい開始
7.「みんなー!流されるな、しがみつけー!」→ぐじゅぐじゅ…ぺっ!
8.「わー、僕1人になっちゃったよー」→最後のうがい
9.「ダメだ〜流されるうぅぅぅ(フェイドアウト)」→歯磨き終了!
いつもいつもここまでやってるわけじゃないけど、だいたいこんな流れ。ときおり娘が「やっつけてやるぞ!」「お水で流してやる!」などのセリフを挟みますw
最近は何も言わなくとも歯磨きできるようになってますが、時々「虫歯さんの声やってー」とせがまれます。

  • モ○ルン

現在のプリ○ュアに出てくるキャラクターですね。しゃべるクマのぬいぐるみで、おじゃる丸の電ボとか、Dr.スランプのガッちゃんとか系統の声です(例えが古すぎる)。わりと昔からネタ的に真似をしてた声なので、試しにやってみたらえらく娘にウケた。
お風呂に入りたがらない時、「一緒におふろ入るモフー」と誘うのがお仕事です。「娘ちゃんが上手に頭洗うところ見たいモフ」「体も自分で洗えるモフか!すごいモフねー」と持ち上げると、よほど良いところを見せたいのでしょう、とても頑張ってくれます。語尾が「モフ」なのは仕様ですが入れ方があってるかは知りません。
昼間はドンヨクバールと戦わなきゃいけないので、夜にしか遊びに来られない設定になっております。

  • のんびりしたい娘ちゃん

身支度しなきゃいけないのに遊んでいる娘へ、怠け心に負けるなという意味で「のんびりしたい娘ちゃんに負けないで!」と言ったところ、「『のんびりしたい娘ちゃん』の声やって!」と言われてしまいましてね…。
これが結構面白くて、私が「まだまだ時間あるよー、遅刻なんてしないしない!」というと「ダメだよ、(時計の長い針が)6になるまで着替えないと遅刻なんだから!」とか「遅刻したらお散歩に置いてかれちゃうんだからね!」とか、散々これまで私が娘に言ってきたことを反論のセリフとして言ってくる。ちゃんと言ってることが伝わってたんだなぁという感動が半分、伝わってたならさっさと動かんかーい!というツッコミが半分。いずれにしても微笑ましい。
ただ最近、この「のんびりしたい娘ちゃん」が細分化してきまして。例えば「お着替えしたくない娘ちゃん」「お風呂入りたくない娘ちゃん」「お風呂から出たくない娘ちゃん」「眠りたくない娘ちゃん」等々、ひどい時には2人ぐらい一気に要求される(「『のんびりしたい娘ちゃん』と『お着替えしたくない娘ちゃん』の声やって!」)。それぞれにちゃんと反論してくる娘は偉いと思うけど、かーちゃんちょっとツライです。

こういう小芝居やってると、子供が言うこと聞いてくれるというのはもちろん、親もイライラしないっていうメリットがあるんですよね。そもそも小芝居をする余裕そのものがないって時もあるけれど…。
他のご家庭内のいろんなキャラクターもきいてみたいな。